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時計と磁気の関係。

あなたの時計は大丈夫!?
たまたま電池交換依頼のあった時計で発覚したお話。
「時計に磁石を近づけたらいけない!」
こんなことを時計屋さんに注意されることは多いはず。
どうして?なんで?という疑問を持たれる方もおられるのでは?
そんな関係について書かせていただこうかと思います。
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※写真はイメージで本文とは関係ありません。
まず私たちのまわりには携帯電話やオーディオなどなど、生活の
必需品に磁気を出しているものが多く含まれているのはご存じでしょうか?
これらに近づくことで、時計の機械が影響される場合があるのです。
■アナログクォーツ時計
電池式の時計は小さなモーターで針を動かしているので磁気の
影響を受けやすいとされています。時間の遅れや進み、止まりなどが
症状として現れます。大抵は磁気から遠ざかれば正常に戻るので
時間を調整しなおせばOK。ただし磁気が強く残ってしまった場合は
磁気抜きを施す必要があります。
■機械式時計
自動巻きや手巻きの時計の場合、アナログクォーツ時計ほどハッキリと
症状は出ませんが、強い磁気を受けると一時的に遅れや進み、止まりが
生じることがあります。この場合、磁気は時計に残り、ずっと先まで
機械の精度に影響を与えるため、磁気抜きを施す必要があります。
■デジタルクォーツ時計
デジタル表示の時計は、モーターや歯車など回転する部品を使わないため
磁気の影響を受けることはないとされています。
■生活の中で時計が磁気を受ける可能性が高いもの
携帯電話・磁気ネックレス&ブレス・磁気エレキバン・バッグの留め金(磁石タイプ)
冷蔵庫・テレビ・パソコン・電気カミソリなど…
最近多いのが、携帯電話の磁気による影響。
携帯電話のスピーカー部は、ボディーが薄型なことから密着状態でなくても
時計に磁気による影響を及ぼす場合があります。バッグの中に携帯電話と
外した時計を入れる場合は、必ず5cm以上は離すようにしましょう。
時計が狂うからといって全てが磁気のせいということはありませんが、
これを知っておくだけで時間が狂う原因を1つ排除することができます。
磁気抜きもお金の掛かる作業。メンテナンス費の節約のためにご注意ください!
【広報部ピンチヒッターの藤井】

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